こんにちは、meiriです!
前回、フェリシモのホワイトキルトのキットを紹介したんですが、今回は、南フランスの伝統的な手芸のひとつ、ブティに挑戦しました!
ブティ(boutis)とは、フランス語で「詰める」という意味で、2枚の布を重ねてステッチを施し、ステッチが終わったら、布と布の間に糸を詰めて立体感を出す、南フランスの伝統的な手芸です。
陰影が美しいその様子は、さながら「布の彫刻」といったところ。
フェリシモに6回のキットがあったので、そちらに取り組むことにしました!
彫刻のような美しい立体感に魅せられて 南フランスの伝統技法 上品なブティのお教室の会
今回はこちらのフェリシモのキットを使いました!

以前紹介したホワイトキルトのキットは、図案がランダムで届くキットでしたが、今回は、6回それぞれテーマが決まって届きます。第1回目は、マーガレットのピンクッションに挑戦!
セット内容
こんな感じのかわいい袋に入って届きました!
袋の表面は、どうやら刺繍の図案になっていて、布に写し取って刺繍することもできるみたいです。


届いたキットの内容はこんな感じ。

A3二つ折りカラーの説明書が2枚、図案が印刷された刺繍用の表地1枚、裏用の無地布1枚、ピンクッション用布1枚、わた約8g、刺繍糸1カセ、キルト糸2本、コーディング用糸1玉、コーディング用針1本 がセットになっていました。
説明書は2つ穴が開いてるので、バインダー等に整理しやすいですね。
各自準備するもの
刺繍針や、しつけ糸はセットになっていないので、事前に別途購入しておく必要があります。
キルト針(9~10番がオススメ)
刺繍針(7番がオススメ)
しつけ糸(白や薄い色がオススメ)
直径15cmの刺繍枠
ほかにもまち針や手縫い糸などが必要になります。お持ちであれば新たに買う必要はありません。
しつけ
説明書を参考にしつけをします。
しつけ糸は白、または薄い色がオススメということだったので、私は白色のしつけ糸を使っています。

ステッチの練習
まずはステッチの練習から。
2mmと1.5mmのバックステッチ、1.5mmと1mmのランニングステッチを練習します。
説明書では上から順に2mmバックステッチ、1.5mmバックステッチ、1.5mmランニングステッチ、1mmランニングステッチを刺すはずだったんですが、「とりあえずやってみよう」の精神で刺し始めたら、最初の「2mm」のバックステッチを見落としていました。2段目になって、「あれ、なんでもう1回バックステッチ刺すんだ……? 」ってなってようやく気付きました(笑)
ステッチの長さはともかく、1段目よりは2段目の方がステッチの長さは揃ってる気がします……!

写真はコーディングまで終わったところ。
ホワイトキルトでは似たような「トラプント」という技法を使いましたが、コーディングとの違いは布の間にキルト綿が入ってるか入ってないかみたいです。
キルト綿を挟んでいる場合はトラプント、挟んでない場合はコーディングと呼ばれているそうな。
ピンクッション作り
ステッチの練習が終わったら、いよいよピンクッション作り。
図案の通りにバックステッチを刺していきます。

中心から刺していったんですが、刺し終わってから見ると面白いもので、最後の方に刺したところがステッチの長さがそろっていてきれいな気がします。
最初はとにかく説明書を意識して、1.5mmで刺すことに気を取られてたんですが、だんだんと刺しやすい長さに落ち着いてきて、結果として説明書より大きめのステッチに。
揃ってるからきれいに見えるだけかもしれませんが、私はこのくらい大きいステッチの方が好きかもしれません。
コーディングして刺繍枠を外したところ。
ぷくっとしててかわいい! ホワイトキルトとはまた違うかわいさがあります。

図案を消すために洗って、アイロンをかけました。
図案の間の細かい部分はアイロンをかけるのが難しかったのでかけられるところまでかけました。

ピンクッションに仕立てていきます。
指定された寸法にチャコペンで印をつけて、刺繍枠にセット。
その後再びバックステッチを刺していきます。


実は今回、細めのチャコペンを新調しました!
「チャコパー アーチスト 極細」これがめちゃくちゃ使いやすかったのでオススメです!
ボールペンみたいに使えます。線を引くときは、さっと引くように心がけると滲まなくていい感じです。
バックステッチを刺し終わったら、わたを詰めて、閉じ合わせ。
洗ってチャコペンで書いた線を消したら完成です!

わた、結構な量があったんですけど、頑張れば入りそうだったので今回は全部詰めました(笑)
なかなかいい感じに仕上がったんじゃないでしょうか。
こうしてみると、頑張って細かく刺した真ん中の部分のステッチもミルグレインみたいでかわいいです。
各パートにかかった時間はこんな感じ。
- しつけ 30分
- ステッチ練習 1時間30分
- コーディング練習 40分
- ピンクッションバックステッチ 1時間40分
- ピンクッションコーディング 1時間10分
- ピンクッション仕立て~完成まで 1時間50分
合計 約7時間20分
こうやってみると、ステッチの練習に結構な時間をかけてる気が……。
ひょっとしたらメモし間違えてるかもしれません(^^;)
届いたキットは無印のバインダーに整理することにしました!
ステッチの練習をした部分も、周りをピンキングばさみで整えて、ファイルに閉じています。
次回はコースターのキット。届くのが楽しみです。