トラベラーズノートを手帳カバーに! TNRをA6サイズにカスタマイズ

こんにちは、meiriです!
3月になりました! なりました、が……
実は年が明けてこの2か月、メインで使っている手帳カバーがしっくりこず、つい先日まで手帳カバー難民と化していました……。
ちなみに今年は、ほぼ日手帳のday-freeを使用しています。

私の手帳遍歴についてご興味があればこちらからどうぞ

さて、ようやくしっくりくるカバーが出来上がったので、紹介しようかなと思います。
今回は、トラベラーズノートのレギュラーサイズをカスタマイズして制作。
A6サイズにカットされてる方は結構いたんですが、縫い合わせてる方はいないようだったので、その手順も簡単にですが説明したいと思います!

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そもそもトラベラーズノートとは

株式会社デザインフィルが販売している、シンプルな構造のレザーカバーノートです。

使い込むほどに味と風合いが高まる牛革素材のカバーと、書きやすさにこだわったオリジナルの筆記用紙を使ったシンプルなノートリフィル。その2つが組み合わさることにより、手にとって旅に出たくなるようなノートを目指しました。

使うほどに深くなる革の風合いや傷とともに、使う人によってその味付けがされ、この世でたった一冊のノートへと変化していきます。

旅にはもちろん、日々の生活でいつも持ち歩くことで、旅するように毎日を過ごしてほしいノートです。

https://www.tfa-onlineshop.com/SHOP/108192/list.html

このコンセプトが好きで好きで「欲しいなぁ」と思っていた時に、ちょうど東京に行く用事があったので、東京駅限定のステーションエディションを購入。ブラウンの本革に箔押しかっこいいなぁと思っての購入でしたが、革の質感に見事にハマってしまいました。

その後、京都限定のKYOTO EDITIONも購入。こちらは濃い青にピンク(カッパー)の箔押しが大変かわいい。(箔押しと限定に弱いんだろうか……。)
上記2つは両方ともレギュラーサイズのみですが、定番商品にはパスポートサイズもあります!
パスポートサイズはTNP、レギュラーサイズはTNRと略されることがあるみたいです。

そして今回、定番のトラベラーズノートレギュラーサイズ、キャメルを購入しました。

私、ブラウンが好きなんですが、調べてみるとキャメルのほうがエイジングが激しいそうで。
そのかわり、当たりはずれというか、最初の個体差も大きいそうです(笑)
ブラウンよりの濃いのが届いたらいいなぁと思って待っていたら、私好みの濃い目のキャメルが届きました。
触った質感はしっとりしていてパッと見た感じ、スエードに見えなくもない……。
以前購入した東京駅限定、京都限定とはまた違った質感でした。

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カスタマイズ概要

毎度のことですが前置きが大変長くなりましたが、ここからカスタマイズのお話に!

今回は、ほぼ日手帳のday-free(A6サイズ)に合わせてカバーを作っていきます。
もちろん普通の革を購入して作ることもできますが、トラベラーズノートの革の質感がとても好きなのと、コンセプトが好きで応援したいのもあって、あえてカスタマイズを選んでいます。
さて、サイズですがパスポートサイズだとそもそも小さいので、レギュラーサイズをカットして作る形になります。
カスタマイズしたくない! 手っ取り早くA6サイズのそれっぽいのが欲しい!! という方はTFレザーブックカバーという、トラベラーズノートと同じ革を使った文庫本サイズのブックカバーもありますので、そちらをどうぞ!
私はどうしてもステッチが気にくわなかったのでカスタマイズしました! (笑)

出来上がりはこんな感じ

カットした部分を無駄なくパッチワークしてみました。
今回は下記の点に気を付けてカスタマイズしています。

  • トラベラーズノートっぽさを残す
  • 穴の位置は変えない
  • 刻印を生かす

※この記事では縫い方の解説はしていないので、縫い方がわからないという方にはこちらの本がオススメです。

写真付きで細かく解説されているので、初心者でもわかりやすいですよ!
レザーが初めての方には、工具が一式そろったセットもオススメ。

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手順

  1. 付属品を外す
  2. 本体の上下をカット
  3. カットした革を指定の寸法にカット
  4. パーツを縫い合わせる(必要に応じてコバを磨く)
  5. パーツを本体に縫い付ける(必要に応じてコバを磨く)
  6. 付属品を元に戻す

付属品を外す

トラベラーズノートはノートがセットされた状態で届くので、ノートを外して、その後、背についている錫製のパーツを外します。隙間からマイナスドライバーなどを使ってテコの原理で簡単に開くことができます。開くとしおりと中央のゴムの結び目が出てくるので、ほどきます。これらのパーツは、トラベラーズノートっぽさを残したかったので再利用することにしました。
本体が開かないように止めておくゴムも、作業の邪魔になるのでいったん外します。裏側の結び目側から引っ張ると簡単に抜けます。

本体の上下をカットする

今回は、本体が開かないように止めておくゴムの穴を中央に持ってきたいので、上下で3cmずつカットします。刻印を外側にそのまま残したい場合は上のみ6cmでもいいかもしれません。(穴の位置が上下等間隔ではなくなってしまいますが……)

カットした革を指定の寸法にカットする

先ほど上下3cmした部分をさらにカットします。写真だとわかりにくいので、画像を作ってみました。

左がカットする前。右の通りにカットします。上下の点線は、前の手順でカットした上下3cmの位置です。

パーツを縫い合わせる

カットしたパーツを縫い合わせていきます。組み合わせ方は下記の画像を参考にしてください。
上手にカットできていれば、余りは出ないはずです。無駄なく使えます。

組み合わせ方にもよりますが、今回は向かって右側の④、赤線の部分のみ内側でコバ処理がない部分になったので、トコノールをつけて軽く磨いておくといいかもしれません。
ついでに中央のしおりとゴム用の穴もあけておきます。

できるだけ等間隔で縫ったほうがきれいなので、赤丸の部分に注意して菱目打ちで穴をあけ、縫い合わせます。

赤丸の部分を気にしながら、等間隔に菱目打ちで穴をあけて縫い合わせます。

パーツを本体に縫い付ける

作ったパーツを本体に縫い付けていきます。赤丸の部分に注意してください。

縫い糸を切らないように注意!

ここは菱目打ちで再度穴をあけると、先ほど作ったパーツの縫い糸が切れてしまうことがあるので、ゴムのりをつけて固定する前に、位置を合わせて個別に菱目打ちで穴をあけておく必要があります。
赤丸の部分に先に穴をあけたら、パーツと本体をゴムのりで固定して、表側から菱目打ちで穴をあけて縫います。縫い終わったら、必要に応じてコバの処理もします。

付属品を元に戻す

最初に外したしおりやゴムなどを元に戻して完成です。
今回は外したついでにオレンジのしおりを1本足しました。
お好みでしおりの先にチャームをつけてもかわいいです。

これにてようやくしっくりくる今年の手帳カバーの完成。
余談ですが、今年から手帳をほぼ日手帳のウィークリーからday-freeに変えたわけですが……。
昨年までは見開き左側に週間予定予定表があったので、見落とすことのなかった祝日。
今年はすでに何回か見落としていて、前日にびっくりするという事態が発生。
そんなわけで、来年はウィークリーに戻すかもしれないです……。せっかく作ったのに。
でもまあとりあえず今年残り10か月。エイジングが楽しみです。