ワトコオイルでウェット研磨

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こんにちは、meiriです!
DIYで塗装といえば、ブライワックスがよくつかわれているイメージなのですが、私はワトコオイルをよく使っています。(逆にブライワックスは使ったことがないです。)

そういえば記事にしたことがなかったなと思って、自分の備忘録を兼ねて、ワトコオイルを使ったウェット研磨について紹介します。
このウェット研磨なんですが、私は特にコバ(切り口)に真価を発揮すると思っています。

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ワトコオイルを使ったウェット研磨

準備するもの

  • 塗装したい木材
  • 好きな色のワトコオイル
  • ワトコオイルを入れる容器
  • 刷毛
  • 紙やすり#100、#180
  • 耐水性紙やすり#400
  • ウエス(ボロ布でok)
  • ビニール手袋

経験上、ウエスでも塗布できるんですが、ウエスが吸う分余計にオイルが必要になるので刷毛での塗布がオススメです。
ウエスはふき取りに使います。いらなくなったTシャツで十分です。
#400はウェット研磨に使うので、耐水性じゃないとうまくいきません。
ゴム手袋は溶けるので、必ずビニール手袋で!! (その昔溶かしました…)
刷毛や容器は使い捨てになるので、安いものやいらないものを使用しましょう。
今回は柿渋塗るのに使いまくった刷毛とヨーグルトの容器を使いました。

あると便利なもの

最初の木地整えるのにあると楽ちん。

マスキングテープやコロナマスカーのような養生用品。
コロナマスカーは、シートとテープが一緒になった養生用品。シートは折りたたまれてるので広げて使います。使い捨てですが、1巻きあると本当に便利。

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ウェット研磨のやり方

今回はこちらの杉材を塗っていきたいと思います。

木地を整える

荒い目(#100)からやすりをかけていきます。
必要に応じて#60からのスタートでもいいかもしれません。
#60や#100はすぐに擦り切れちゃうので空とぎやすり(白いやつ)がオススメ。

できあがったら固く絞った雑巾で木屑をふき取っておきます。
必要に応じて塗りたくないところにはマスキングをします。

ワトコオイルを塗布する(1回目)

ワトコオイルをよく振ってから、いらない容器(今回はヨーグルトの容器)に出して、刷毛ですーっと塗っていきます。
今回、カラーはダークウォルナットを使用しています。
写真の木材がムラになっているのは、木が乾ききらない状態でワトコオイルを塗ってしまったためです。

参考にこの写真の右側の線4本は雑巾で塗布前に濡らした部分。

右下の雑巾に色がついているのは別件の柿渋をふき取った雑巾を使ったためです。

他にもボンドがついてたりすると、もちろんそこだけ色が入らないので、ボンドを使うときは乾く前にきちんとふき取る、研磨する、そして濡れ雑巾で拭いたらきちんと乾かしてからオイルを塗布しましょう。

しばらく置いてオイルをふき取る

しばらくすると染み込み切らなかったオイルが浮いてくるので、ウエスでふき取ります。
いつもはたくさんのパーツを塗装することが多いので、一通り塗って、塗り終わったらそのまま最初のパーツに戻ってふき取っています。あまり長い時間置くと、ベトーっとなってふき取りにくいので、長くても1時間ぐらいが目安かなと思います。
ちなみにウエスって検索すると売ってますが、家庭でのDIYくらいならいらなくなったTシャツなんかのボロ布で十分です。

ワトコオイルを塗布(2回目)して、耐水ペーパーで研磨する

再びワトコオイルを塗布します。
1回目よりも少ない量で大丈夫です。
塗布したら、いよいよメインのウェット研磨をしていきます。

やり方はですね、ワトコオイルをふき取らずに#400の耐水性紙やすりでゴシゴシ磨く!
これだけ!!
細かい粒子が出るんですが、これが木材の隙間に入ってしっとりつるつるになります。

磨き終わったらウエスでふき取ります。

お片付け

使った道具は自然発火の恐れがあります。
自然発火なんて怖いと思われそうですが、てんぷら油と同じ原理なので、別にそこまで恐れる必要もないかなと思います。
ビニール袋にまとめて水を入れ、口を縛って、燃えるゴミの日に出しましょう。

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仕上がり

仕上がりはこんな感じです。
特にこのコバを見てほしい……。

ウェット研磨したことによって細かい粒子が隙間に入ってしっとりつるんとした表面に。

完全に乾くまでは1週間~10日間程度かかるので、その間、浮いてきたオイルをたまにでいいのでふき取ります。
特にコバはオイルが染み込みやすい分、乾きにくいのでちょっとした拍子に服なんかが擦れないように気を付けて下さい。(経験者は語る)
私は乾いたら、毎回手作りの蜜蝋ワックスを塗って仕上げています。

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おすすめカラー

最後に私が使ったことのあるオススメのワトコオイルを紹介したいと思います。

ダークウォルナット

今回使用したカラーです。
これを使えば安い木材も高級なウォルナット風に早変わり!(笑)
ウォルナットのような赤茶色です。

ドリフトウッド

経年劣化した感じの色合い。黄色っぽい茶色。味が出るのでヴィンテージっぽく仕上げたい場合におすすめです。

マホガニー

パンチが効いたのを作りたいならマホガニー。ワトコオイルの中で1番赤い。
アクセントカラーにもいいかもしれません。

ワトコオイルどうし混ぜることもできるので、お気に入りの配合を探してみるのも楽しそうです!